bookdrunker

読書

向日葵の咲かない夏

まず、どこから推理して良いかわからないくらいに違和感を感じる情報が多い。。なぜか、主人公が目撃後に消えた、被害者の遺体。なぜか、殺害後に虫に生まれ変わって主人公に話しかける被害者の少年。なぜか、持ち運び可能な、主人公の妹。…ハマります。真夏...
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氷菓

「そうとも。俺は省エネの奉太郎。自分がしなくてもいいことはしないのだ。だったら、他人がしなければいけないことを手伝うのは、少しもおかしくはないんじゃないか?」本文より語彙力高めな高校生たちによる、言葉遊び。青春物語。そして、謎解き。もっと早...
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十二国記0 魔性の子

「神隠し」から帰ってきた少年。 少年のまわりで、不可解な出来事が起こり始める…。 「何かが、おかしい。」そんなひっそりとした怖さからスタートしていく物語。Twitterのフォロワーさんが教えてくださった通り、この本を何の先入観もなく読めた幸...
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旅をする木

日々生きているということは、あたりまえのことではなくて、実は奇跡的なことのような気がします。つきつめてゆけば、今自分の心臓が、ドク、ドク、と動いていることさえそうです。本文よりアラスカの大自然の、星野さんの、命が宿っているかのような言葉がつ...
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傲慢と善良

「あ、これ、あの時の自分の気持ちと同じだ。。」と、合計で10回以上は思わされました。不思議なのですが、読んでいく過程でそう思い知るごとに、心が洗われる気持ちになります。婚活をしていた主人公。試行錯誤を経て、ようやく「この人と結婚しよう!」と...
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方舟

話題作、方舟。大学時代の友人6人グループ。同窓会的なノリで遊びに行った山で、不思議な建造物を訪れることになり、日が暮れてしまいそこで夜を明かすことに…。その後、地震が発生し、その建造物に閉じ込められてしまう。果たして、脱出することはできるの...
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1日1話「帰りの挨拶を見ておくように」

「姿が見えなくなるまで送ってくれる会社は、いい会社」「苦戦している会社は、見送りがちゃんとできていないことが多い」現・船井総研ホールディングス社長の高嶋栄さんが、創業者・船井幸雄さんのカバン持ちをしていた頃、いろいろな会社を回る中で、学んだ...
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物語について考えること

物語はお酒に似ているところがあります。 ・著者の経験が材料。・著者の世界観が酵母。・醸される真実性がアルコール度数。当然、合う・合わないや、良さがわかる・わからないはあると思います。 付き合い方に、決まりなし。 ただし、周りに迷惑をかけない...
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残穢

主人公に舞い込んでくる、少し怪しい物件の話。その物件を深掘りしていくと、人を媒介にして、人から人へ、土地から土地へ伝わってゆく、恐ろしい「穢れ(けがれ)」の存在が明らかになってきます。漫画「呪術廻戦」に、残穢という言葉が出てきます。もしかし...
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おとなのまんなか

「暮らしの手帖」の前編集長、「くらしのきほん」編集長の松浦弥太郎さんによる、仕事やお金、おしゃれなどについて語ったエッセイ集です。「集中して読書をすることで、遠い国にも旅ができるし、『今』から離れられる。これもおとなにふさわしい趣味と言えそ...