「現代日本社会」を生きていると、布団から出たくもない朝が多いかもしれない。
でも…。 そんな中でも、もがき続け、闘い続け、生き続けてみよう。
祖父の生き様から、図らずも生き方を見直させられることになる主人公。
著者の実体験からきた表現なんだろうなと思わせるほど、リアルでみずみずしい文章です。
ひたむきに、したたかに生きるエネルギーを感じた物語でした。
たとえ思い通りにならない日常であっても、「踊り続けるんだよ。音楽の続く限り。」というメッセージをあたえてくれる村上春樹さん「ダンス・ダンス・ダンス」と、日常を生きてゆくための物語としてのエネルギーというかベクトルが似ているかもしれないと感じました。
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