文学部の逆襲

読書

時代の変わり目を迎えた昨今。しかし人々の間で共有する「大きな物語」が、今はまだ描かれていない。共有されていない。そのような中で、ひたすらに利益史上主義が横行し、世の中は混乱している。

そんな今こそ、「新しい物語」を生み出すことが必要。私たちの心にある「物語の力」で、文学部の逆襲を起こそう。という本。読みやすく共感できる内容です。

物語には、歴史を変える力があると痛感したエピソードが紹介されています。
物語が、ベルリンの壁を壊した。という逸話。
第二次世界大戦後、東西に分断されていたドイツ。「西側の国は悲惨だ」と信じさせられていた東ドイツの人々。やがて、西側の国のテレビ電波が壁を越えて、東でも西のドラマ等が見られるようになりました。すると、西が東よりも「豊かでハッピー」な生活をしていると知り、強く憧れの気持ちを持つようになり、結果として、それが壁崩壊の要因になったそうです。

・読書の楽しさを伝え続けること。
・読書で得た学びを共有し続けること。
・素晴らしい本を紹介し続けること。


新しい時代に生きる人たちの「物語」につながっていくことを夢見て…。

それが、現在の自分なりの、「文学部の逆襲」です。

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