偶然と必然について最近考える。人生の中で、あれは必然だったと言えることはどれくらいあるだろうか。突き詰めて考えると、ほとんど全てが、偶然の産物であったのではないかと考えられないだろうか。
まず、自分がこうしてこの世に生まれていることは、偶然と言えるだろう。必然であったと言い切ることもできるかもしれないが、少なくともその必然性は自分自身にはコントロールできない領域のことだ。そこから出発すると、今の所生きていられるのも、偶然とは言えないだろうか。幸いなことに、大きな病気もせず、大きな災害や事故にも遭わず、事件に巻き込まれることもなく、こうして文章を書いていられるのは、奇跡に近いのではないかと思う。様々な報道を見ていると思う。
そう考えていくと、通った学校や、そこで出会った先生や友人。始めた部活。その試合結果。出会った本。それらもほとんど偶然ではないか。
そんな偶然性に満ちた人生の中で、よりよく、楽しく生きていくにはどのようにするのが良いだろうか。少なくとも、読書というのはその中でとても有効な手段のひとつだろうと最近考えている。
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