私が考える、読書を続けられるコツをまとめてみました。
①読みどきを感じた時に集中
小説でもノンフィクションでも、その人のライフサイクルや考え方の変化などによって、集中して読めるタイミング…「読みどき」があります。
②読みどきを感じない本は「またいつか」と積読にして新たな本へ
なんとなく興味がわいて、手にとって読んでみたけれど、いまいち読み進まない…。そう感じた本は、自分にとっての「読みどき」がまだ訪れていない本である可能性を考えるのが大事です。
③読了を目的にはしない
小中学校の国語教育の影響なのか、SNSによる影響なのか、よくわかりませんが、「本は読み終えないといけない」という無意識の縛りのようなものを、読書していると感じませんか?読了にこだわらないことも大事です。
④「わからなさ」も楽しむ余裕をもつ
表面的に文字を目で追っただけでは、直接的な意味が理解しにくい本に出会うこともあると思います。例えば、村上春樹さんの小説のように。そういった本を、「わからないから、おもしろくない」とすぐに断じてしまうのではなく、「よくわからないけど、この表現、なんか深い意味が隠されていそうで、おもしろいな」と感じる気持ち的な余裕をもつことも大事です。「作者の意図を全て理解しないといけないし、書かれていることの意味を全て把握しないといけない」という無意識の縛りをもし感じることがあれば、それは気にせず傍に置いておいて良いと思います。「作者の意図は全て理解しなくても、書かれていることの意味を全て把握できなくても、楽しめれば良い」と思えたら、読書は変わってきます。
⑤積読はタイトルだけは見えるように
積読とは、家にある、未読本、一読したけどまた読む可能性のある本、読んだけどまた読む可能性はあまり感じていない本、それらの本を指します。積む時に、なるべくタイトルだけは見えるようにした方がいいです。というのは、タイトルがパッと目に入ったときに、「あ、この本読んでみよう」と不思議と手が伸びるタイミングが来るからです。不思議と、そんな時に手にとった本が、その人にとっての読みどきである可能性が高いように思います。タイトルが目に入らないと、その現象は起こりえません。
⑥上記②・③・④に罪悪感を感じないこと
「本は読み終えないといけない」。「作者の意図を全て理解しないといけないし、書かれていることの意味を全て把握しないといけない」。国語教育の影響なのか、受験勉強の影響なのかはよくわかりませんが、本と付き合う上で、そんな無意識の縛りがあるように自分は感じています。ですが、誰かに強制されるでもなく、受験が控えているわけでもない状況で文章と向き合う時、そんな縛りは気にせず、自分のペースで自由に楽しむことが、もっとできるのではないでしょうか。読書はもっと自由に、遊ぶように、楽しむ。そんなスタンスをもつことができれば、読書は自然と続いていくと思います。
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