「私は食べて、飲んで、生きていく。そして、生きていれば、何かが変わり、それはどこかであの子につながる。それでいい。」
離婚している主人公。一人娘の親権は元旦那がもつ。娘にはなかなか会わせてもらえない。
娘に会えない哀しみ。そして仕事で関わる孤独な人々との触れ合いで感じる人生への疑問。
いろいろな気持ちを抱えた主人公を癒すのは、仕事明けのランチに飲む一杯の(ほとんどの場合おかわりをする)酒。美味しい料理。
そして、前を向いて生きようとする人たちとの出会い。
本を読みながら泣いてしまったのは、久しぶりでした。
いい店は、孤独の感じ方を変える。
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